税金の話でよく出てくる、
「控除」と「免除」の違いは?
<計算方法と違いの説明>
広辞苑での『控除』
「控除」とい言葉を広辞苑で調べて見ると、次のように書いています。
【金額・数量などを、さしひくこと。ひきさること。多く、税金の計算などでいう。「扶養―」】
言葉だけでは、よくわかりませんね?
続いて、免除について調べてみました。
広辞苑での『免除』
「免除」とい言葉を広辞苑で調べて見ると、次のように書いています。
【①義務や役目などを許し除くこと。「授業料を―する」】
【②〔法〕債権者が債務者に対する意思表示によって債務を消滅させること。】
こちらも、何となく想像はできますが、よくわかりません。
そこで、「控除」と「免除」の違いについて計算式で説明していきます。
『控除』の計算式
控除を公式に当てはめると、次のようになります。
(所得-控除額)×税率
例えば、年収500万で控除額が245万、税率が20%だとすれば、
500-245=255255×0.2=51
で、51万円が納税額となります。
『免除』の計算式
免除を公式に当てはめると、次のようになります。
全額免除の場合
払わなくて良い=0円です。一部免除の場合は、 所得×税率=本来の納税額
本来の納税額×免除率=免除額
本来の納税額-免除額=納税額
となります。例えば40%免除の場合
同じく、年収500万、税率20%で計算します。
100×0.4=40
100-40=60
で、納税額は60万円になります。
まとめ
いかがでしょうか?
同じ条件でも「控除」と「免除」では、納税額が大きく変わってきます。
自分で計算する事はそんなに無いと思いますが、知識として知っておいて損はありません。